| ポスドク1万人計画は、ポスドクの就職難という問題を起こしました。これは日本で理工系の優秀な人材がどのように扱われていくかを暗示しています。 大学院の博士課程を出た若い研究者に期待するポスドク1万人計画は、日本社会に良い効果を与えると考えられたものです。しかし、ポスドク1万人計画は、博士の就職問題、ポスドクが無職になる問題を見落としました。その結果、ポスドクの就職難、職に就けないポスドクが増加し、博士の地位は低下しました。ポスドク1万人計画は、博士の地位向上のための計画ではなかったのです。 昔は、博士と言えば、大変な権威でした。大臣と並び称されたのです。しかし、今や、博士と聞くと、無職者ではないか疑われ、まず職があるのかどうかを確認されるようになりました。博士課程に進むことのリスクは飛躍的に増大したのです。 これでは、優秀な人材が理学博士、工学博士に進むのを躊躇するようになるでしょう。大学卒業後5年も専門的なことを深く勉強した結果、結局のところ就職できず、無職、無業者、ニートになってしまうリスクを負うのは、人生の賭けでありましょう。 |





